イライラの原因はホルモン
女性の場合、更年期に入る前にも生理の前後などにホルモンの変化により、精神的に不安定になることがあります。最近ではPMS(Premenstrual Syndromeの略)日本語では「月経前症候群」という言葉もだいぶ認知されるようになり、女性のイライラがホルモンに影響されて起こることを理解してくれる方も増えてきました。
しかし、まだまだ男性にとっては女性が急にイライラしたりすると「???」となり、ホルモンが感情に及ぼす影響を理解できない方も大勢います。
イライラの原因はホルモンのせいだと理解することが大切
これは男性だけでなく、イライラする女性自身もホルモンの影響だと理解していないと、自分が嫌になってしまうこともあります。PMSや更年期の時期にはホルモンのアンバランスが感情に影響を与えるということを女性自身もきちんと理解する必要があります。
それがきちんと理解できないと、更年期に入ってから急に感情の起伏がはげしくなったり、意味もなくイライラしたり、些細なことですぐに怒ってしまったときに、周りの人との人間関係の難しさが表面化することもあります。
イライラへの対応 リラックス
イライラへの対応は、まず、このイライラが更年期から来ていることを自分自身に納得させて、気持ちを落ち着かせることです。深呼吸などをして、ゆっくりとリラックスしてみましょう。
更年期障害の時期には、ヒーリング効果がある音楽を聴いたりすることで、イライラがなくなることもあります。
最近ではアロマセラピーもヒーリング効果が高く、リラックスするには有効です。
できるだけいろいろなリラックス方法を見つけ出しておいて、実際のイライラの時に使えるようにするのがいいですね。
イライラへの対応 気分転換
イライラは、気持ちが高揚しているのですから、気分転換をしてみるのもいいですね。それでもイライラを感じてしまうなら、できるだけ人に当たらないことを考えましょう。
自分の時間を持つことはとても大切です。できれば没頭できる趣味を持つと良い気分転換になります。
もちろん、体を動かすスポーツなども良いでしょう。自分にあった気分転換の方法を見つけましょう。
まわりの人の理解と協力
更年期障害の症状だと理解していないときには、特についついイライラをそばにいるだれかにぶつけてしまいがちです。たとえ、更年期だからだと理解していても、更年期自体がイライラの原因になってしまうこともあります。
イライラしてしまうのはしょうがないことだと自分にも、家族やまわりの方にも理解してもらいましょう。更年期の症状でイライラしているとわかっていれば周りの人も、つらいのは本人だと気付いてくれるかもしれません。
イライラしてしまうことは更年期のサインのひとつだと考えて、自分自身で、受け止める必要があります。1人でのりきれないのであれば、本当に身近な人にサポートしてもらうのも大切なことです。