更年期障害について

更年期と基礎体温

投稿日:4月 17, 2014 更新日:

更年期も基礎体温をつけて自分の体を知りましょう

 

基礎体温の話を初めて聞いたのは、学校の保健の時間ではなかったでしょうか。基礎体温で生理の日が分かりやすかったりするので、面倒だけど便利かも、などと思った人もいたでしょう。取り敢えず知識だけあればいいやという人も少なくなかったと思います。

 

真剣に基礎体温と向き合うようになったのは、大人になってからという人も多いでしょう。毎日つけていれば、その朝の基礎体温で、今日が生理が始まる日だということがわかりますから、準備も万端で出かけられます。生理の開始日は高温期から低温期に移り変わる日ですので、はっきりとわかるのです。また、この逆のパターンは、排卵期ですね。そして、妊娠など、基礎体温表は、いろいろなことを教えてくれます。

基礎体温で更年期の時期を知る

まだ、更年期に入る前から基礎体温を測っておけば、基礎体温の変化でそろそろ更年期に入るかもしれないということがわかるかもしれません。更年期に入るころは女性ホルモンのバランスが急激に変化するので基礎体温にもその変化が現れます。なんとなくだるい、頭がいたいなど、原因がわからないで不安にならずに、病院に診察するなど更年期に対して早めに対応できるので、日ごろから基礎体温を把握しておきましょう。

 

 基礎体温で自分の更年期の状態を把握

では、更年期になったらどうなるのでしょうか。更年期には卵巣機能が衰えるわけですから、黄体ホルモンが減ってしまいます。そうなると高温期が短くなったり、高温期に温度変化が大きくなって高温期の真ん中に温度の低い時期ができたりします。そして、高温期の半ばから徐々に体温が下がってきたりもします。このように基礎体温グラフがかなり暴れてしまいます。

さらに、卵胞ホルモンが少なくなると、低温期が短くなります。閉経すると低温期だけになります。

このように閉経するまでの更年期の間は人により基礎体温の変化がかなり異なってきます。しかし、基礎体温を把握することで、低温期、高温期にでる自分の更年期症状を知る材料になります。

基礎体温を普段からはかっておけば閉経の時期を知ることができますし、更年期の自分の体の状態を把握することで、その時の対応、対処に役立ちます。また、更年期症状がひどく、更年期障害になった時も病院で診察するときに基礎体温表があれば治療や診察の役に立つでしょう。実際に病院では血液検査の結果と基礎体温の両方をみて更年期障害と診断することが多いようです。

 

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