更年期障害は、閉経等による女性ホルモンの分泌が減ったことにより起こるものといわれていましたので、女性のみにおこるといわれていましたが、実際には、男性にも更年期はあります。
しかし更年期があるとはいえ、男性と女性の更年期には違いがあります。それは、女性には閉経があるということです。閉経は、女性の体も精神も大きな変化を与えます。ところが、男性の場合は、そういった変化がありませんので、この個人差が大きい症状である更年期障害は、男性の場合は、わかりにくかったといえますね。
では、男性の場合は、どのような更年期の症状がおきるのでしょうか。もちろん、男性の場合も女性同様に、人によって差があり、きにならない人もいれば、生活に大きな影響を及ぼす人もいます。
女性と男性の更年期の症状はほぼ同じですが、一部男性にのみ現れる症状もあります。男性の場合は、だるさや不眠、うつ、めまいといったこと以外に、性機能減退や性欲の低下、EDも起こります。男性の場合も、女性同様、まずは一度病院で診てもらうことが大切です。
男性の更年期障害は、男性ホルモンであるテストステロンの減少が原因といわれています。ですから、男性ホルモンの低下が起こる40代後半あたりから更年期になる可能性があります。