誰もが悩む更年期障害
「なんとなく最近調子が悪いな、天気のせいかな」と思ったことはありませんか。怒りっぽくなった気がすると思ったことはありませんか。一昔前であれば、なぜかわからなかった症状なども今は、更年期障害として認識されています。更年期の症状は不定愁訴といい人によって症状の出かたも違います。人によっては日常生活が困難になるような重い症状が現れる方もいれば、なんとなく調子が悪いと感じる程度なので病院に行くほどでもないという方もいるでしょう。程度の大小はあっても、ほとんどのかたがある程度の年齢に達することにより更年期の症状を感じることがあります。年齢によることだからしょうがないと思わずに、更年期に関する知識を身に着けることで、少しで更年期の症状を軽くすることができるかもしれません。
女性だけでない更年期
更年期障害は、ご年配の閉経した女性が悩むものと思われていましたが、実際には、若年層の更年期もありますし、男性も更年期障害がおこります。そして、その症状は、閉経後の女性の更年期同様、人ぞれぞれですし、症状の重さも人によって違ったり、日によって違ったりします。原因がわからない不定愁訴で悩んでいる方は若い女性であっても男性であっても更年期障害の可能性も疑ってみる必要もあります。
早めに更年期の症状をチェック
更年期障害は、早めに更年期であることを認識することで、対応することができますし、治療によって症状を軽くすることもできるようになりました。
更年期障害は、今やだれでも知っている言葉ですが、実際には、症状の一部を知っているだけという人も少なくありません。女性ホルモンが影響していると聞いたことはあっても、それがどのような影響を及ぼすか、症状をどのように判断すればいいかわからないというひとも多いことでしょう。しかし、更年期の症状にどんなものがあるかを知るだけでも、自分が更年期なのかどうか知る目安にはなります。下記にある更年期の主な症状があてはまるようであれば、更年期を疑って対策をしてみましょう。
主な更年期障害の症状
- ホットフラッシュ(暑くないのに汗をかく、のぼせ、ほてり、顔が熱くなるなど)
- めまい、頭痛
- 肩こり、手足のしびれ
- イライラ、不安、うつ
- 不眠、やる気がでない
- 月経異常、不正出血
- 食欲不振、胸やけ、嘔吐
など
余りに一般的に使われている言葉だからこそ、わからないということはよくあることです。このサイトで、知らなかったことを一つでも見つけて今後の参考にしてみませんか。更年期障害は本人だけでなく、周りの人の協力で重くも軽くもなり病気なのです。